「ワーホリ中にバリスタになりたい!」「何が必要?」
こんな悩みに、ニュージーランドのウェリントンで働いていた僕の経験を交えて紹介していきます。
僕は日本のコーヒー業界のことは知らないので、「海外(ニュージーランド)でバリスタとして働く」上での経験談になります。
※この記事で言うバリスタはエスプレッソマシーンを使うカフェバリスタを指します。
ザックリ結論から言うと
- コーヒーの知識ゼロ
- 接客経験ゼロ
- 朝強い&立ちっぱなしOK
- 日常会話/意思の疎通の英語力がある
- 諦めない心
があればカフェ文化が根強いニュージーランドでは、誰でも未経験からバリスタになれる!
それでは詳しく解説していきます!
この記事を読むと
・バリスタの裏側が分かる
・抑えておきたい知識が分かる
・最低限の英語力がどのくらいか分かる
需要はある=誰でもバリスタになれる
イメージ的には日本の「居酒屋のバイト」くらいの需要があると思っています。
居酒屋って常にスタッフ募集してますよね!
冒頭でもお伝えしましたが、ニュージーランドでは:
・カフェの数が多い
ニュージーランドの首都で”世界8大コーヒーの街”に選ばれたウェリントン市内だけでもカフェの数が300(歩いて1〜2分に一つはカフェがある!)はあります。
そして、全てのカフェでエスプレッソマシーンを使っています。※Pour and Twistはフィルター専門店、2021年11月時点
・スタッフの入れ替わりが半年に1回はある
バリスタが辞めてくれれば、あなたにもコーヒーを作る機会がまわってきます!
#僕もこのパターンでした!ラッキー!
・ファミレスくらいの接客でも重宝される
”日本のファミレス”をイメージしながら仕事をするだけでも、「君はやる気あるし、視野が広くていいね!」とか言われるので、未経験でも問題ないと思います。
僕はキッチンでの経験こそ7年近くあったのですが、接客をしたことすらなく最初はめちゃめちゃ緊張しました!
具体的に、以下の4点を意識して接客していました
1、笑顔で
2、ハッキリ喋る
3、やることがなくなったら、食器洗いや翌日の営業準備(補充など)
4、分からない時はやり過ごさないで、分かるまで教えてもらう。
バリスタの裏側
日本ほどではないですが、お国が変われどそれは飲食業!
ブラックとまではいきませんが、グレーなカフェは沢山ありました。
その1 肉体労働
華やかな見た目とは裏腹になかなかの肉体労働です。
忙しい店だと20分のお昼休憩だけで、オープンからクローズまで10時間近く働くお店もあります。
8~10時間も立ちっぱなし、動きっぱなしは結構ハードです!
その2 朝が早い
キウィ達の朝はコーヒーで始まるので、開店時間が6時半のお店も少なくありません。
♯カフェインがめざまし
早く始まる分、15時には閉めるカフェが多いのもまた事実です。
朝が苦手なあなたには少しキツいお仕事かもしれませんが、規則正しい生活は気持ちいいですよ♪
その3 手荒れがひどい
特に女性は気になるところだと思うので、お伝えしときますね。
水仕事やコーヒーの粉に手の水分を持っていかれるので、手が荒れてしまう人が結構います!
NZに行くならマヌカハニー入りのナイトクリームがオススメです♪薬局で買えます。
その4 価値観の違い
チームワークが大事な飲食業において、
「言われたことはやる」
「やる事がなければ聞く」
「言われなくても何かする」
が日本で働いてきた僕の価値観でした。
※フランスで働いたケーキ屋もこの価値観
しかし、外人の多くは
「言われたら、嫌々やる」
「やることがなければスマホをいじる、踊る、歌う」
「言われなければ何もしない」
だったので、彼らの価値観に慣れるのに時間がかかりました。いや、慣れることはなかったです。
最後の最後まで多少のストレスを感じていました笑
真面目に働いてしまう日本人にしわ寄せが来るので、上手く彼らに働いてもらうようにしなきゃいけません。
ただ、お願いしたら嫌々ながらも仕事はしてくれるので、ジャンジャン頼みましょう。
#何回伝えても伝わらない事もある
#伝え方の問題
#もっと伝わるように工夫が必要
その5 やる気や向上心がない
最低賃金は毎年上がり続けるので、スタッフの多くは”やる気や向上心がない”です😂
やってもやらなくても時給は変わらないですからね…笑
ポジティブに考えると、やる気のあるあなたのアピールチャンスですね!
やる気のないスタッフを脇目にドンドン成長して、1日でも早くコーヒーマシーンの前に立ちましょう♪
コーヒーの知識はゼロでも大丈夫
知識があればコーヒーマシーンの前に立つ日も遠くはないと思いますが、なくても問題ないです!
僕もそうですし、ワーホリでバリスタをしている9割以上が未経験で知識ゼロからのスタートの人が多いと思います。
「いやいや、求人表にはAt least 2 years experience as a baristaって書いてあるから!」
と、ツッコミが入ったと思いますが問題ないです!
”出来れば教えるコストがかからない経験者が欲しい”
だけなので、ガン無視でいきましょう!
お店側も未経験者に教えることには慣れていますから。
現実問題、大半のカフェはコーヒーで利益を得ているのではなく料理やスイーツの売り上げでビジネスをしています。
もちろん、コーヒーも大事ですが優先順位として高くないのも事実です。
抑えておきたい知識
バリスタになる以前に覚えなきゃいけない仕事がFOHです。
※FOH= Front Of House=接客 ↔︎ BOH= Back Of House=裏方の仕事(シェフ、洗い場)
1日中コーヒーマシーンに付きっきりのお店は滅多にないので、バリスタが暇な時間帯はフロアを片付けたりレジに入ったり、足りなくなってきたカップを洗ったりとコーヒーを作るだけがバリスタの仕事ではないのです。
バリスタの他にFOHの仕事はTill(レジ担当)、Runner = Floor(フロア担当)やカフェによってはFood(軽食を温める担当)があります。
僕はレジすら使えませんでしたが、ちゃんと教えてもらえるので、未経験でも大丈夫ですよ♪
英語力は日常会話/意思の疎通が出来る程度で充分
どのくらいが日常会話なのか?と疑問に思われたでしょう。
僕の感覚としては『英語を使って友達を作れる/買い物に行って店員さんと会話が出来る』くらいかなと。
あなたの語学学校の成績、TOEICやIELTSの成績は関係ないです!
なぜなら、言語だけがコミュニケーションツールではないからです。
身振り手振りや笑顔、何なら筆談したって良いと思います。
僕も働いてみて意外に感じたんですが、カフェでの会話はそんなに難しくないですし無理に会話をする必要もないんです。
#笑顔は大事!
↓シンプルな会話の例をご紹介します↓
こんな感じで充分ですよ♪
僕(店員):Hi, how are you?
いらっしゃいませ。元気ですか?
お客さん:Good and you?
良い感じだよ。君は?
僕:I’m great as always! What can I get for you?
いつも通り、絶好調です!どれにしますか?
お客さん:Can I please get a flat white?
フラットホワイトをください。
僕:Sure! Which size are you after?
もちろん!サイズはどれにしますか?
お客さん:Large one.
Lで。
僕:(Would you like it )have here or take away?
イートインとテイクアウトどちら?(にしますか?)
お客さん:Take away please.
テイクアウトでお願いします。
僕:Anything else?
他には?
お客さん:That’s all, thanks.
以上で。
僕:Cool! ←いいね!みたいな感覚で使ってます。
結局は諦めないこと
カフェジョブをゲットするために1番大事なのは【諦めないこと】です。
これは、未経験からバリスタになった人が口を揃えて言ってることですね笑
とは言え、何回も断られると
「今日も断られるのかな」
「経験がないからかな」
「英語ができないからかな」
「今日は就活するのやめようかな」
などなど、諦めたくなるような出来事の方が多いです。
ネガティブな感情に押し潰されそうになることもあるでしょう。
僕はだいぶポジティブな方ですが、就活が嫌になって家から出ない日もありました笑
嫌になったら少し時間を置いてください。
焦りは禁物です。
数打ちゃどこかしらが拾ってくれます。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます!
自分に足りていないスキルを把握して、明確な計画を立てることによってスムーズにバリスタのお仕事に就けるでしょう!
ワーホリは1年しかない貴重な時間なので、今出来る準備はしておきましょう♪
では、また!
まずは、CV(履歴書)の作成から!↓